言論統制の臭いが・・・
共同通信社が配信し、各地の地方紙が掲載し出している
「ネットで横行、患者中傷 医療事故被害者が標的に」
http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008051801000341.html
という記事を読んで、感じたこと・・・
人を中傷することは、医師であっても患者の立場であっても、マスコミであっても
してはならないことだと思います。
ただ、医療事故の原因等について、医学的な観点から議論することも、「患者中傷」だ
とされてしまいそうな気がします。
自由闊達な議論が、ネット上のみならずこの国で行われることが、民主主義の原点だと思います。
この問題について、様々な医療関係のブログで論じられているのを注意深く、見ていきたいと思います。
ワーキングプアーと自治体
忙しくてみれなかった番組です。
DVDレコーダーもうまく動かず・・
どこかで再放送をと思っていたら、こんな記事を見つけました。
官から民への「理念なき」委託 苦しむ人たち
http://www.j-cast.com/tv/2008/04/08018754.html
安ければいいという、感覚だけでは世の中はおかしくなってしまいます。
ワーキングプアーを自治体が作っている現実に、目を向ける必要が。
映画「いのちの作法」
今日届いた全国保険医新聞に、映画「いのちの作法」の自主上映会が盛岡市でひらかれたという記事がありました。
私の住む町でも、是非自主上映会をひらきたいと考えています。
皆さんもこの映画に注目してみて下さい。
映画「いのちの作法」HP
http://nishiwaga-film.main.jp/index.html
朝日シネマ倶楽部
http://www.k-asahi.gr.jp/cinema/asahi_shinbun/200802data/2008_02_07.html
なぜ混合診療に反対するのか?
医療の現状をわかっていない人が、わかった振りをして論説記事を書いてしまう。
それとも、確信犯なのか?
開業医らが混合医療に反対しているのは、難しい先進医療に追いついていけないからでは決してない!
混合診療を推進すれば、どんな世界が待っているのか?
映画「シッコ」を見れば、わかるはず!
http://www.amazon.co.jp/シッコ-マイケル・ムーア/dp/B0011XVLDU
映画館で見ることのできなかった方は、是非レンタルでもセルでDVDを手に入れて見て下さい。
それでも、経済成長を優先すべきであると、主張されるのなら確信犯でしょうね。
平成20年4月6日付け 日本経済新聞
中外時評「優しい宰相」いつまで?〜加速する反改革派の勢い
論説委員長 平田育夫
(前略)
改革が停滞して困ることは多いが、特に、経済成長のための規制改革や財政健全化策が遅れると打撃は大きい。
例えば医療改革。「医薬品も医療も成長産業」。そう語る八代尚宏・経財諮問会議民間議員(国際基督教大学教授)は、混合診療(保険診療と自由診療の併用)の解禁や、再生医療の促進策を提唱するが、難しい先端医療に追いつけない開業医らは、混合診療の解禁に猛反対する。
(後略)
(ご参考までに(0;”」の「ここだけの話」http://www4.diary.ne.jp/user/432979/から)
内科開業医のお勉強日記
http://intmed.exblog.jp/6975046/
社会保障(を破壊し)国民(生活を破壊する)会議
http://intmed.exblog.jp/6727347/
若手研修医のうつ状態が投薬ミスにつながる
「産科医療のこれから」より
若手研修医のうつ状態が投薬ミスにつながる
薬事日報 2008年2月14日
http://www.yakuji.co.jp/entry5806.html
米国のデータで示されていますが、当たり前のことかと。
燃え尽きたり、うつ状態になったり、睡眠不足や不眠があれば、
ミスが生じることは自明のこと。
若手研修医でなくても、同じことが生じるでしょう。
私も、うつの時はミスの連発をしちゃったことが昔々にありました。
手術待ちが1ヶ月?
高知新聞 コラム小社会 平成20年2月15日
http://203.139.202.230/?&nwSrl=223334&nwIW=1&nwVt=knd
全国の大規模病院やがんセンター等での、手術待ち1ヶ月が当たり前に。
がんの診断を受けてもすぐには手術してもらえない、そういう時代に。
映画シッコでは、英国の医療制度が模範的なように描かれてたが、
現実には、がんの手術でも半年待ちだそうだ。
現在の政府の考え方が続けば、確実に日本もそうなるだろう。